塾長 斉藤 諒馬(さいとう りょうま)
高卒認定試験合格→慶應義塾大学商学部

ここでは僕がこはく塾を開くに至った経緯をお話します。最初に断っておきますが、あまり読む価値はないので、飛ばしてください。「こはく塾の強み」「コース・授業料」を見てもらいたいです。念を押しますが、ここは読まないでください(笑)。

僕は高校に通っていません。中学時代に囲碁のプロ棋士を目指していたため、進学をしなかったからです。そもそも中学も3日に1回は休んでおり、まともに進学できる学力もありませんでした。英語の定期テストで17点とか取っていました(笑)。

しかしプロ棋士の道は険しく、17歳のときに才能不足を悟り諦めざるをえませんでした。進路に途方にくれ、自暴自棄に陥り、まあまあグレました(笑)。学校の勉強はしたことがありませんでしたし、囲碁しかやってこなかった自分には他に取り柄もありませんでした。せいぜい保育園児の頃から続けていた剣道と、小学校で極めた縄跳びくらいですが、進路に生かせるとも思えませんでした(笑)。ちなみに縄跳びを教えてもらいたい子がいたら喜んで指導します(笑)。

そんな僕を変えてくれたのは恩師でした。彼は近所に住む3つ歳上の先輩で、当時大学生ながら塾講師をしていました。彼は勉強をしたことがなかった僕に「勉強方法」と「論理的に考えることの奥深さ」を教えてくれました。「勉強はただ暗記するだけの退屈な作業だ」というイメージを払拭してくれたんです。もちろん勉強に暗記はつきものですが、その暗記を土台として、柔軟で面白い考え方が広がるのだと実感したわけです。

幸いなことに、剣道や囲碁を通して集中力は鍛えられていましたし、縄跳びで手首を鍛えていたため、長時間勉強をしても腱鞘炎になることはありませんでした(笑)。最初はbe動詞や因数分解を理解できず、慶應大学の名前すら知らなかったようなポンコツも、1日10時間の勉強を2年間繰り返せば変わるものです(笑)。高卒認定試験合格を経て、英語、国語、世界史、数学の4科目は偏差値65〜75をキープできるようになり、東大合格は叶わなかったものの、慶應義塾大学商学部に合格することができました。その間、恩師はもちろんのこと、多くの仲間や家族に支えられたのは言うまでもありません。

大学生になると、恩師の影響もあって塾講師を始めました。当時はビリギャルブームだったこともあり、僕の経験は生徒にとって興味深かったようです。「ビリギャルとどっちがすごい?」と聞かれることも多々ありますが、たぶんビリギャルのほうがすごいです(笑)。また、勉強をゼロから始めた僕は、生徒がどの段階で勉強につまずいていたとしても、自分の経験と重ねてアドバイスをすることができました。

そんなこんなで僕を頼ってくれる生徒も幸いなことに数人くらいはいたわけです。みんなどんどん成長していて、今では僕が頼る側ですが(笑)。チラシもホームページも元教え子の力を借りて作りました。こんなふうに頼れる優秀な卒業生がたくさんいて、就活相談をしたり、将来仕事で協力できるような人脈が作れることもこはく塾の魅力の1つかもしれません。

囲碁の世界は厳しかった反面、師匠や仲間には恵まれました。今また塾の世界でも、厳しい受験を乗り越えて、一生を支え合う仲間に出会いたいという願いをこめて、こはく塾を開きました。ちょっと気持ちが重いですね(笑)。そういうわけで、こはく塾は勉強に悩みを抱える生徒も、悩みを抱えていない優等生も平等に歓迎いたします。

こんな長文を最後まで読んで下さりありがとうございました。

塾長 斉藤諒馬